『クリフハンガー』のあらすじと感想

『クリフハンガー』のあらすじと感想:望月 俊

『クリフハンガー』は1993年のアクション映画で、主演はシルヴェスター・スタローン。彼はガボン・ウォーカーという経験豊富な山岳救助隊員を演じています。

映画は、ウォーカーが友人であるハルの恋人サラを救助しようとするミッションでの事故を中心に開始します。ケーブルカーを移動中に、サラが命綱から落ち、ウォーカーは彼女を掴もうとしますが、結果的に彼女を救えずに彼女は命を落としてしまいます。この事故のせいで、ウォーカーは深い罪悪感とトラウマを感じて山から離れてしまいます。

数ヶ月後、彼は恋人ジェシーとともにロッキー山脈に戻ります。その間に、元軍人エリック・クエイリン(役:ジョン・リスゴー)が率いる一団が、大金を運ぶ飛行機からの現金を盗み、それを3つのケースに分けて山中に隠します。彼らはケースを取り戻すためにウォーカーとジェシーの助けを求めるが、実際には彼らを人質として利用するつもりです。

ウォーカーは、山岳の知識とスキルを活かして一団との戦いを繰り広げます。彼はジェシーとともにクエイリンの一団から逃げながら、隠されたケースを探して彼らを打ち負かすことを試みます。

高いアクション、スタント、山岳の美しい風景を特徴とする『クリフハンガー』は、人間の意志とサバイバルをテーマにしたスリリングな映画です。

『クリフハンガー』の感想

『クリフハンガー』は、壮大な山岳の風景を背景に繰り広げられるアクション映画として印象的でした。シルヴェスター・スタローンのガボン・ウォーカーとしての演技は、彼のキャリアの中でも特に注目すべきものの一つと言えるでしょう。彼のキャラクターが過去のトラウマとの戦いながら、現在の状況に対処しようとする様子は非常に心に響きました。

映画のアクションシーンは息をのむようなものが多く、特に高所での戦闘やスタントは観る者をハラハラさせました。リアリティのあるスタントとCGIの組み合わせは、映画の興奮度をさらに高めています。

ジョン・リスゴー演じる悪役エリック・クエイリンも非常に印象的で、彼の冷酷さと知恵は物語に緊張感をもたらしていました。

しかし、一部のシーンや展開は予測可能であったり、現実離れしていると感じる点も否めません。それでも、アクション映画としてのエンターテインメント価値は非常に高く、全体的に楽しむことができました。

雪山の湖に飛び込んでも身震い一つしないスタローンのタフネス、Tシャツで雪山を闊歩してる割にローなスタローンのリアクション…ツッコミどころに満ち満ちた怪作。

冒頭の落下シーンはエポックメイキングだと思うが全体的にロケーション頼み感が否めない。その雑さが好きなら名作かも。

https://filmarks.com/movies/23488/reviews/161841595

本作は史上最もスタント費用がかかった映画としてギネス記録を持っており、スタローンが自身のギャラを削ってまでスタント費用を捻出したほどでした。それだけの映画だけあって、見せ場の迫力はものすごいことになっています。

登山者の背中のアップからカメラがどんどん引いていき、壮大な岸壁の真っただ中にポツンと人がいるという画が何度か出てくるのですが、生身の人間にそういう危険なことをさせているからこその緊張感が見る側にも伝わってきます。これはデジタルには出せない効果であり、やはりライブの説得力は違うことを思い知らされました。

公認会計士のわんぱく洋画劇場

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