青い珊瑚礁のあらすじと感想：森下一

「青い珊瑚礁」は、1980年に公開されたアメリカの映画です。この映画は、ヘンリー・デ・ヴェール・スタクプールの小説『The Blue Lagoon』を基にしています。主演はブルック・シールズとクリストファー・アトキンスです。

あらすじは以下の通りです：

映画は、19世紀末に太平洋の孤島に漂着した二人の若い従兄弟、エメリンとリチャードの物語です。彼らは、船の乗組員によって放棄された後、たった二人で生き延びなければならなくなります。幼い頃から島で育った彼らは、自然の中でサバイバル技術を学びながら成長していきます。

物語が進むにつれて、エメリンとリチャードは次第に成長し、思春期に入ります。彼らは互いに恋愛感情を抱くようになり、やがて一緒に子供をもうけます。しかし、彼らには社会の規範や恋愛に関する知識がないため、感情の発展は自然体で無邪気なものとなります。

青い珊瑚礁の感想

ブルック・シールズの青い珊瑚礁という映画はご存知?
乗っていた船が火事になって小さな男の子と女の子が無人島に流れ着いてそこで二人で暮してお友達から恋人になり子供が出来て家族になる話です。二人が可愛いし南の島は綺麗。昔、まなづるちずこさんが青い珊瑚礁のデヒ本描きました♥素敵です♥

— あいつん (@F489CcqapCDxF8Y) October 26, 2019

「青い珊瑚礁」は、自然の中で成長し、純粋な愛を育む二人の若者の物語を描いた映画です。この映画は、孤島での生活の美しさと厳しさをバランス良く表現しており、観る者に深い印象を与えます。主人公たちの無邪気な探求心と、成長過程での感情の変化は、非常に自然でリアルに描かれていると感じました。

特に、エメリンとリチャードの関係性の発展は、純粋で感動的です。彼らが直面する困難や、社会の規範から解放された環境での生活は、私たちにとって考えるべき多くの点を提供しています。また、ブルック・シールズとクリストファー・アトキンスの演技は、彼らのキャラクターに深みを与えており、ストーリーに引き込まれます。

映画の撮影地である美しい島の風景も、この映画の大きな魅力の一つです。青い海と緑豊かな自然は、物語の背景としてだけでなく、映画の美的な側面を高めています。また、文明から隔絶された環境での生活がもたらすシンプルさと、それに伴う葛藤や喜びも、考えさせられる部分です。

全体として、「青い珊瑚礁」は、自然との調和、成長の美しさ、そして純粋な愛を描いた、観る者の心に残る映画です。自然の中での生と愛の探求を描いたこの物語は、現代社会に生きる私たちにとって、新鮮でありながらも、深く共感できる要素を持っています。

中村雄暉blog:青い珊瑚礁の感想

或る種、文明的な虚妄がつくりだしたエロスというのがあって、それらは結構、人為的なんですね。文明的でもある。しかし、ヒト以外の動物がどのように性交しているのかというと、当たり前なんですがワイルドなのだ。犬や猫であれば道端でもやってる。

犬や猫は破廉恥なのかというと破廉恥ではない。極めて真面目に生きており、その真面目な生の中に生殖の問題がある。「生と死」、つまり「生きる」と「生殖」とが生き物に共通したテーマで、それ以外を見い出すのは意外と難しい。

流行の服や化粧、或いは美容整形手術といったものも現代社会では重要なウェイトを占めている。しかし、原初的な性とは、原初的な美（自然美）とはどういうものかという事を、このブルック・シールズの美貌は思い出させてくれる。

小手先で取り繕う何か、或いは悩む必要もない事で悩んでしまったりするよりも、その本来的にして根源的な美とか性ってのを考えされられる。

どーか誰にも見つかりませんようにブログ